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死蔵レンズの代名詞 FDレンズ

GH1購入前からレンズはFD・NewFDレンズと決めていた。
理由は死蔵レンズの代名詞と言われ価格が安くて程度の言いレンズが
市場に沢山出回っているから!
「5年の歳月をかけキヤノンの技術の総力を結集して誕生した」と言われるF-1。
1971年の事だ。
僕も同じ年に生まれた。そのF-1に採用されたレンズがFDレンズである。
死蔵レンズと言わせる訳にはいかない。
と勝手に理由を付けレンズを探した。
それと同時にマウントアダプターの事を考えた。
ネットで調べる限りによると自作出来そうな雰囲気だ。
そこで金属加工業を営む友人 池田氏に連絡し協力をお願いした。
池田氏に製作してもらい僕が撮影テストをする。
材質・形状・色目などいろいろ試しついにプロトタイプが完成した。
プロトタイプをGH1に装着し時間を見つけては動画撮影のテストを行った。
YouTubeにアップしたテストムービーはたくさんの人達に見てもらうことが出来た。
デジタル一眼ムービーに興味がある人がたくさんいる事を実感した。

マウントアダプターが完成するまでには試行錯誤を繰り返した。
まず材質。一般的にはアルミだがより強度に優れるジュラルミンも
候補に加え加工する事にした。
続いて塗装。ブラックアルマイト・シルバーアルマイトに加え
ジュラルミン削り出しの質感を活かすため無電解ニッケルめっきも試す事にした。
僕自身がカメラマンなのでカメラマンが使う機材としてのこだわりから、
NewFDレンズ、特にLレンズがまるでGH1専用レンズの様に
デザインされたマウントアダプターでないと気がすまなかったために
形状も何度も作り直した。
池田氏も僕の意見に賛同し決して妥協せず製作してくれた。
こうして完成したマウントアダプターを手にしたとき
あまりの完成度の高さに受注販売を決心し、池田氏に相談。
もちろん快く引き受けてくれたのだ。
GH1+NewFDレンズ

GH1、マウントアダプタープロトタイプ、Canon NewFD50mm/F1.8を揃え撮影を行った。
どうしても太陽光の下で人物撮影がしたかったので長女にモデルをしてもらった。
GH1にレンズをセットし絞りを開放にする。NDフィルターが無いので
シャッタースピードで明るさを調整した。
ファインダーを見て驚いた。衝撃的だ!CMやPVで十分使えると確信した。
娘にも撮影した映像を見せると「お父さんはやっぱりプロカメラマンだね。」と笑った。
素人が見てもプロが見ても従来のビデオカメラとは明らかに違う映像。
被写体がくっきりと浮き立っている。
被写体の手前も奥も良い感じにボケてとても良い。
これは使える。いや、使いたい。
こうして僕はGH1+FDにどんどんはまっていったのだ。


